Q & A

あかいの飛行機に関する疑問を書いていま〜す♪
回答して頂いたのは、現役パイロットのコウチャさんで〜す!
コウチャさんのHPはリンクページから飛べま〜す!
 
着陸する時に斜めにタッチダウンするのは?
 
6/30
疑問1
 
滑走路に対して真っ直ぐに風が吹いていたら真っ直ぐにタッチダウンします。
横風成分があれば少し風上に機種を向けて滑走路に機軸を合わせるんです。
さらに横風が強いときはタッチダウンの瞬間、少し風上側に機体を傾けます。
メインギアを風上側から接地させます。
   
 
伊丹空港(32L)からの進入の場合、北西風が多いから、機種を左に向けてタッチダウンが多い。
関西空港では、海側からの風が吹きやすいので、06の時は左向き、24の時は右向きが多いはずですよ。
 
斜めに機種を向けてランディングする方法を「クラブ」
機種を滑走路に対してまっすぐで少し機体を傾ける方法を「ウィングロー」といいます。
 
緊急着陸に備えて、日本全国の空港の進入経路の地図やチャート図等は持ってるの?
 
7/3
 
疑問2
 
チャートについてですが、基本的にはダイバードの可能性のある空港を含めて必要な空港のチャートを持っていればいいことになっています。
 
 
緊急着陸に備えてと言う事で、自衛隊の空港を含めて、就航していない空港のチャートもありますけど。自衛隊の空港は一部になります。
   
   
 
エンジン音はコクピットでもうるさいの? 雲の中って・・・!
   
番外編
 
エンジン音は、コクピットも客席も同じだそうです! ただ、虹系のような動態にぴったりエンジンがついてる飛行機だは、後方座席はうるさいです!
 
   
 
雲の中・・中層の雲は密度も濃くて、だいたい真っ白です。 高高度の雲はうっすらとしているものもあります。
よ〜く見ると氷の粒っぽいものが出来ています。 ホントのよ〜く見ないとわかりませんけど。 そんなときにサンピラー現象が起こったりします!
(サンピラー現象は、コウチャさんのHP参照!)
   
 
満席と空席が多い場合の操縦の違い!
 
7/11
疑問3
 
操縦館の重さ
B737は油圧で動かしています。いわゆるパワステです。 ちなみにA320は「フライバイワイヤ」といって、ゲームのジョイスティックと同じで方向の入力しか行いません。
 
・・・で、機体の重さによって動きがどう変わるのか? 理論的には重くなるに従って上昇、下降率は悪くなります。
上昇率については、「あ。今日は重いから上昇率悪いなぁ・・・・」とか感じますが、
 
降下率については降下した高度に対して進んだ距離を見ますが、それは風の影響の方が大きいのであまり感じる事はありません。
 
旋回については舵の重さ自体は感じません。
ただアプローチスピードが大きくなる為に、その分旋回半径は大きくなるので注意は必要となります。
 
あと地上走行を始めるとき、軽いとスラストを進めなくてもゆっくり走り出しますが、重いと相当スラストを上げないと走り出さなかったりします。
   
 
航空機の無線っていくつ付いているの?
同時に2つ以上の無線聞いているの?
 
7/17
疑問4
 
無線機は2つ以上あります。YSは2つ、B735オリジナルは3つ、オペレーションリース機は2つです。
1つ目を管制との交信、2つ目をカンパニーとの交信、3つ目は緊急周波数を常時モニターする為の他、ATISやAEISに使ったりします。
 
CLR(これはDELIVARY(以降DLV)のことですね)、GND、TWR、DEP、APPと周波数を切り替えるのは管制からの指示に従わなければなりません。
 
出発から追って行くと、まず、DLVでクリアランスをリクエストして受領すると、”contactGND”と指示されて初めてGND周波数に切り替えます。
次にGND周波数でプッシュバックのリクエストをし、エンジンスタートが完了してTowBar(プッシュバックする為の棒)を切り離し完了するとTaxing。
 
滑走路に近づくところで、”contactTWR”ここで離陸の許可が出て離陸したら、”contactDEP” このあとDEPが管制する空域を出るときにACCにハンドオフされます。”contactXXcontrol” このACCも空域が決められていますから、その区域を出るときにやはり1つ目の無線機で切り替えていきます。
目的地空港にアプローチして行く場面になると、進入管制区の空域に入るときAPPにハンドオフされます。計器進入のクリアランスがきたあと、TWRにハンドオフ、着陸して滑走路から出るときにGNDへ。
GNDの指示でスポットへ向かいます。
 
飛行機の自動操縦って、離陸以外は、ほんとうにセット?していれば、ちゃんと空港に着陸出来るの?
 
7/29
疑問5
 
自動操縦は基本的に対地1000ftからONにします。 機能的に自動離陸は出来ませんが、着陸に関しては最近の飛行機は自動で可能です。
 
ただし自動での着陸可能な空港は限られています。 要件としてはILSが設置されている滑走路で、滑走路中心線からファイナルコースがずれていないことが必要です。
 
誤差は基準値がありますが、ここでは正確な数値についての説明を省きます。
 
 
具体的な話をすると、自動で着陸させたとき、ほとんど滑走路の中心からずれることはありませんが、タッチダウンポイントが少々伸びる事があります。
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Last updated: 2003/8/9